グッスクル (Gudskul) への視察同行者 & 支援公募

■趣旨・概要

2014年から滋賀県にスタジオを構える山中suplex/Yamanaka Suplexは、より開かれたスタジオにすべく、2019年から外部での展覧会への参加やイベント企画等を積極的に実施してきました。ドライブイン展覧会から大阪新町のスペース運営までを行い、共同スタジオといった組織がいかに社会性を持ち得るのか検証を重ねています。

そして、2023年から3年間にかけて、シェアアトリエの機能である「共有」という本質に立ち返り、現代美術における生態系(エコシステム)の見直しと改善、協働と連帯に根ざした独自のインフラ構築を目指す新事業を開始しました。その一環として、山中suplexのメンバーを中心に、インドネシア・ジャカルタにある大型スタジオ・グッスクル(Gudskul)*への視察を実施します。

今回はそのリサーチトリップに同行したい個人1名を公募し、旅費相当として50,000円を支給するというものです。私たちとともに、グッスクルというユニークな生態系を知るチャンスです。大学や大学院卒業後、文化芸術に関わりたいが不安になってきた人や、もっと外の世界が知りたい人、アートコレクティヴという形式やインドネシアの文化に興味がある人など、たくさんのご応募をお待ちしております。

※グッスクル(Gudskul)は、ルアンルパ(ruangrupa)、セルム(Serrum)、グラフィス・フルハラ(Grafis HuruHara)の3つが合わさった複合コレクティヴの名称。


■対象者

大学あるいは大学院卒業後5年以内の文化芸術に関わる個人。活動のジャンルは問いません。国籍・年齢等不問。


■内容

山中suplexメンバーや関係者等とインドネシア・ジャカルタにあるグッスクルへの視察に同行できる権利と、旅費の一部として50,000円(税込)を支給します。

※学生の応募は不可。

※航空券、滞在先の手配、保険加入手続きなどは参加者自身で行ってください(採択者には詳細な視察行程・旅程を共有します)。

※渡航時、滞在中に発生した一切の事故、怪我、病気等について、主催者側は責任を一切負いません。各自海外旅行傷害保険に加入するなどして、万一の危険、損害に備えるようお願いします。

※実際に経費として発生した50,000円分の領収書等の提出は不要です。


■グッスクル視察日

2023年8月30日[水] or 31日[木] [調整中]

※各参加者は8/29〜9/2にかけてインドネシアに滞在する予定です。グッスクルの他にも、アート施設を視察する可能性があります。そのタイミングから合流していただくこともできますので、あらかじめご相談ください。


■応募期間

2023年7月24日[月]〜2023年8月4日[金] 日本時間18時締め切り


■応募方法

以下のフォームに、必要事項と①自己紹介、②このリサーチトリップに参加する必然性、③将来の展望をご記入の上、期日までにお申込みください。

https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSdORwnTk7Q2d8CBa478L5ikjhb88nl5HTZPUqSQLVw_o0O9OQ/viewform?usp=sf_link


◾️選考について

選考結果は、合否にかかわらず2023年8月7日[月] 中に応募者全員にメールにて通知します。


◾️採択人数

1名(予定)


◾️主催:山中suplex/Yamanaka Suplex

◾️助成:公益財団法人 小笠原敏晶記念財団

◾️お問い合わせ:yamanaka.suplex@gmail.com


◾️参加者プロフィール

池田佳穂/Ikeda Kaho

インディペンデント・キュレーター。森美術館でアシスタントとして経験を積み、2023年春に独立。 2016 年より東南アジアを中心に、土着文化や社会情勢から発展したコレクティブを独自に調査。展覧会・パフォーミングアーツ・教育プログラムなどが複合した横断的なキュレーションに関心を持つ。趣味はFM電波を用いたラジオ放送。


小笠原周/Ogasawara Shu

1985年兵庫県尼崎市生まれ、蟹座、A型。好きな物はネコ、趣味はラーメン。2008年京都造形芸術大学彫刻コース卒業。現在は身近な人物や出来事をモチーフに、石のレリーフを制作している。


小栢健太/Ogaya Kenta

アーティスト。京都市立芸術大学大学院美術研究科彫刻専攻修了。制作活動と共に法人代表も務める。対面対話のアートブックショップHIRAGINO BOOKS主宰。


小宮太郎/Komiya Taro

1985年神奈川県川崎市生まれ。蟹座、O型。2016年京都造形芸術大学大学院芸術研究科芸術専攻 (博士) 修了 。高速回転するオブジェや騙し絵的なインスタレーションなど、人の視覚を通して認知機能に直接関わる作品を制作する。タバコを吸わなくなり1年以上経つが、海外にいくと心が揺らぎます。


坂本森海/Sakamoto Kai

陶芸家。1997年生まれ、長崎県出身。魚座 (月星座は射手座)。2019年京都造形芸術大学美術工芸学科総合造形コース卒業。様々な地域にある固有の原料を素材にし、陶芸をメディアとして作品を制作している。2022年末あたりから月に一度中国茶教室に通っている。


鈴木一絵/Suzuki Kazue

東南アジアとのアート&カルチャー交流プロジェクトSEASUN主宰。2023年3月に名古屋市中川区でオルタナティブスペースQ SO-KOの運営を始め、東南アジアからもっとアーティストを連れてこようと目論んでいる。タイに5年半ほどいたため、タイを贔屓気味。得意料理はヤムウンセン。


玉田大和/Tamada Yamato

2001年岐阜県土岐市出身。名古屋芸術大学洋画コース在籍。日常にあるものや現象を元にしたインスタレーション作品を制作中。余韻に浸って映画を見るペースが遅いのが悩み。


松田雅代/Matsuda Masayo

アートマネージャー。ディスプレイ会社の営業職を経て、2012年よりNPO法人BEPPU PROJECT勤務。アートフェスティバルや展覧会の運営・企画制作、恒久設置作品の制作コーディネートなど、行政や地元企業、市民と協働し、ジャンル、現場や立場を問わず幅広く担当。2022年脱サラしフリーランス。最近の趣味は家庭菜園。


若林 亮/Wakabayashi Ryo

彫刻家。1985年大阪出身。2010年京都精華大学大学院修了。鉄と、その周りを取り巻く環境や空間全体を多角的に捉え彫刻を制作する。また物質としての鉄と自然、そして人との関係性を彫刻・インスタレーションなどで表現する。現在、自転車2、車0、バイク5、預かってるバイク1あり。

Using Format