シェアミーティング2「つぎつぎに (あつまっては) なりゆくいきほひ」を開催
February 20, 2025共同スタジオ・山中suplexでは、2025年3月22日[土] ~23日[日] にシェアミーティング2「つぎつぎに (あつまっては) なりゆくいきほひ」を開催します。
シェアミーティングとは、行政主体でもなく、営利目的でもない、市民社会からの主体的な取り組みから発生したアートシーンやそのエコシステムに着目し、お互いのノウハウを共有しながら、それぞれ学び合い、ともに持続的に活動していこうとする協働的な試みです。
2023年度に開催した初のシェアミーティング「一人で行くか早く辿り着くか遠くを目指すかみんな全滅するか」では、①地理的・経済的に不利な状況を生き抜くために何らかの文化的な策を講じる、もしくは、②健康的に他者と協働するために活動形態を工夫している8団体を招聘し、各団体が蓄積してきたノウハウの共有と交流に基づくミーティングを行いました。プレゼンテーションあり、たくさんの雑談あり、BBQあり、テント宿泊あり、そしてまた翌日もディスカッションを繰り返すという濃厚な2日間を一緒に過ごし、新たなつながりが多数誕生しました。
政治学者・丸山眞男のフレーズ「つぎつぎになりゆくいきほひ (意味:主体的に何かを「する」よりも、物事が自然に推移していくことを重んじ、その勢いに身を任せてしまう性質のこと)」 からタイトルを着想した本ミーティングでは、日本を含むアジア圏内で自主的に活動するレジデンススペースやオルタナティブスペース、ホステル、プラットフォーム、ハブ、プロジェクトなど全7組を招聘。前回と同様、文化実践者たち同士の水平的なネットワークの構築を目指します。さらに今回からは「公募団体枠」という自薦によるオープンな枠組みも追加し、それぞれがユニークな実績と資源を持ち寄り、一般来場者も含めた参加者全員が何かを交換できるような機会をつくりだします。
本イベントでは、アカデミックなカンファレンス形式ではなく、都市の裏山に集まって行うピクニックようなフラットさを可能な限り保ちつつ、「あつまる」ことで生まれる新たな連帯の機運醸成を促進します。制度化された文化機関や、大手資本による文化支援の枠組みでは手が届かないローカルな「いきほひ」へのご参加を、ぜひともお待ちしております。
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We are pleased to announce that Share-Meeting 2: The Successive Gathering and Momentum of Becoming will be held at Yamanaka Suplex directed by Takuya Tsutsumi and Kazue Suzuki. We invite eight groups (including one through open call) that take cultural projects to survive disadvantageous situations or collaborate with others organically. This event will attempt to form a network based on the sharing knowledge and experiences accumulated by them. We will hold this event in a “camping” format, with the focus on participants spending time together. Hope to promote organic communication to build momentum for new solidarity by connecting independent practices in various regions.
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■ 開催概要
日程:2025年3月22日[土]〜23日[日] (1泊2日)
場所:山中suplex (〒520-0017 滋賀県大津市山中町91)
参加オルタナティブ・イニシアチブ/Participating Alternatives Initiatives:
①AIR motomoto (熊本県荒尾市/Arao City, Kumamoto)
②Center / Alternative Space and Hostel (栃木県鹿沼市/Kanuma City, Tochigi)
③一般社団法人鳥取クリエイティブプラットフォーム (鳥取県)/General Incorporated Association Tottori Creative Platform (Tottori)
④TRA-TRAVEL (大阪府大阪市/Osaka City, Osaka)
⑤バーンノーク・コラボラティブ・アーツ・アンド・カルチャー (ラチャブリー県、タイ)/Baan Noorg Collaborative Arts and Culture(Ratchaburi, Thailand)
⑥スタジオピンクハウス+アートギャラリーミヤウチ (広島県廿日市市)/STUDIO PINK HOUSE + Art Gallery Miyauchi (Hatsukaichi City, Hiroshima)
⑦アーティスト・サポート・プロジェクト (ジョグジャカルタ、インドネシア)/Artist Support Project (Yogyakarta, Indonesia)
⑧6okken (山梨県富士河口湖町/Lake Kawaguchiko, Yamanashi) *団体公募枠
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オブザーバー/Observer:ART JOB FAIR
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主催:山中suplex/Yamanaka Suplex
助成:公益財団法人 小笠原敏晶記念財団
クラウドファンディングでご支援いただいた皆さま (敬称略):寒川裕人、冠 那菜奈、下浦萌香、山本 功、東 美沙季、荒井 保洋、石橋了平、大西未紗、加須屋明子、勝木杏吏、川良謙太、浄土複合、髙田実季、椿 昇、長岡大輝、野口卓海、藤村南帆、三原聡一郎、向井金作、八木志菜、大和美緒、吉田山、tk、Taishi Kodama、Shihoko Iida、ImabariLandscapes、上田知子、大曽根朝美、勝冶真美、川西遥、コダマシーン、小山冴子、今野真理子、Studio寛、takahashi kiyoshi、shuntsuzawa、豊山佳美、TRA-TRAVEL、浪花朱音、西村周治、野田智子、原智治、平野春菜、松長昌男、三木学、有限会社画箋堂、ユ・ジウォン、mf、Yellow Pen Club、ym
■タイムテーブル
現在予定している当日のタイムスケジュールです。参考としてご覧ください。
https://docs.google.com/document/d/1aw959jOMGIImuZW9dNDn_TKZa23H8-0nJof8fWgOtDs/edit?usp=sharing
■ シェアミーティング2へのご参加方法
ご参加いただける方法は全部で4種類! 自身にぴったりの枠組をお申込みください。
(1) 各参加団体と同じくプレゼンし、これまでの活動やノウハウを共有する「団体公募枠」(受付終了)
私たちがまだ知らない団体や取り組みと出会うべく、自薦していただける「団体公募枠」を新設しました。下記フォームからご応募いただいたあと、選考・調整を経て、1組を選出します。選ばれた団体は、各参加団体と同じくプレゼンをしていただき、様々なディスカッションに加わっていただきます。宿泊に関しては、ほかの参加団体や参加者と同様、山中suplexに設置したテント泊を想定しています。なお、選考結果は、合否にかかわらず3月7日中に応募者全員にメールにて通知します。
対象:アジア圏内にて文化・芸術活動を行っている団体、プロジェクト、コレクティブ、スペースなど (継続・存続期間が6ヶ月間以上)
選出数:1組
支給額:40,000円 (税込)
※謝礼、交通費等込み
※参加可能人数は2名程度を想定。3名以上になる場合は、要相談。
締切:2025年3月3日[月] 23:59
応募フォーム:https://forms.gle/XGKp8uaH1XjuBetS8 (受付終了)
採択団体:6okken (山梨県富士河口湖町/Lake Kawaguchiko, Yamanashi)*3/7追記
(2) ノウハウ共有も有機的な交流も、参加団体と一緒にフル堪能「一般参加枠」
各団体の発表から交流イベントまで、参加団体と共に1泊2日を楽しむことができます。各地域で展開されるアートの生態系について知りたい方、純粋に本企画に面白さを感じて下さる方、大歓迎。
対象:どなたでも参加可能
※プレゼンテーション、ディスカッションはすべて日本語の予定です。
人数:10名 (先着順)
参加費:16,000円 (税込)
締切:2025年3月17日[月] 23:59
応募フォーム:https://forms.gle/zMcaR77w5AcTC9Fg9
(3) 将来スペース設立に興味がある「若手未来枠」
本シェアミーティングでは、レジデンススペースやオルタナティブスペース、ホステル、プラットフォーム、ハブ、プロジェクトと多種多様な活動を紹介予定です。スペースの設立やコミュニティ運営、アーティストインレジデンス、ネットワーク開設等に関心のある方、あるいはすでに実装されている方、相談に乗ってほしい方、関心がある方などが対象です。お気軽にご応募ください。なお、選考結果は、合否にかかわらず3月7日中に応募者全員にメールにて通知します。
対象:活動歴10年以内の文化従事者 (アーティスト、リサーチャー、アートマネージャー、キュレーター、それを目指す学生など)
人数:10名程度
参加費:8,000円 (税込)
締切:2025年3月3日[月] 23:59 →2025年3月10日[月] 23:59まで延長!若干名追加募集します (受付終了)。
応募フォーム:https://forms.gle/kfXxzoXvvptKXinY9 (受付終了)
(1) 、(2)、(3) 共通のご案内
①参加費に含まれるもの:食費 (1日目軽食、夕食BBQ、2日目朝食、昼食) 、テント
②参加者ご自身で用意いただくもの:寝袋、寝袋マット、1泊2日を過ごすための生活用品等 (徒歩10分圏内にコンビニあり)
③お風呂は以下の選択肢をご用意:
い:山中suplexスタジオ内にあるシャワー [無料] *随時使用可能
ろ:不動温泉 [1,500円/参加者負担] *乗用車による移動
は:スパリゾートあがりゃんせ [1,850円/参加者負担] *マイクロバスによる移動
④ご来場手段:駐車スペースが限られているため、公共交通機関でお越しください。最寄りのバス停は「山中上」となります。そこから山中suplexまでは徒歩1分です。
⑤打ち上げ:シェアミーティング終了後は山を降りて、京都市内の居酒屋にて任意参加の打ち上げを予定しています。費用は参加者負担となります (予算は一人あたり3,000~4,000円程度)。
⑥注意事項:
・予定やスケジュールは予告なく変更となる場合があります。予めご了承ください。
・参加団体や他の参加者と同じテントで宿泊する可能性があります。性別で分ける予定ですが、宿泊に関して不安な方はお気軽にお問い合わせください。
・山中suplex内でのテント泊をせず、初日プログラム終了後に下山していただいても問題ありませんが、移動手段だけ各自でお手配ください (京都市内への最終バスは両日とも17:30)。
・ yamanaka.suplex@gmail.comから参加費のお振込みに関してご連絡します。メールが届いてから3日以内にご入金をお願いいたします。(2) はお申し込み完了後、(3) は選考通過後となり、ご入金の確認をもって予約完了となります。
・山中suplex内はバリアフリーではありませんが、テントサイトを除き、車椅子やベビーカーでの移動は可能です。
・各プレゼンテーション中の託児利用可能です (3歳以上のみ)。人数に限りがありますので、お早めに申し込み・ご相談ください。 [託児予定時間] 3/22 13:00–17:30、3/23 10:00–17:00
(4) オンライン視聴参加
各発表をオンラインで視聴できるチケットをご用意しています。ライブ配信終了後、2週間限定でアーカイブ映像を視聴できます。
オンラインチケット (2日間分):2,000円 (税込)
購入ページ:https://peatix.com/event/4308277/view
[参考] シェアミーティング1のアーカイブ映像
1日目:https://youtu.be/aGqVfyT8zaE
2日目:https://www.youtube.com/watch?v=JsRmwvbwryg
2日目 (振り返りセッション):https://www.youtube.com/watch?v=ONCX5AwFhVs
■ フードメニュー
本イベントでは、産地にこだわった食材や発酵食品を活かした料理を2日間提供予定です。台所空間の設計を学ぶ中で食を通じた人のつながりに関心を持ち、現在はスーパーマーケットで惣菜の調理やレシピ開発を行いながら保存食の継承を研究する倉光優と、店舗を持たずイベント出店やケータリングを中心に活動しているogawayaによるフード・お菓子を提供させていただきます。
1日目:ウェルカム軽食には、小さなお稲荷さんと沢煮椀をご用意。お出汁を活かした関西風の優しい味わいでお迎えします。夜のBBQでは、お肉や炭水化物をメインに、数種類の自家製タレやソースをご用意しているので、お好きな味付けでお楽しみいただけます。
2日目:朝食は、八方美米・八方美菜さんの新鮮な野菜を使ったおかずをセルフ形式で提供し、パンと合わせてサンドイッチにするのもおすすめです。フードロス削減にも取り組み、安心な食材を使用し、副産物もおいしく調理しています。全てのお食事には、関西の「汁を飲んでなんぼ」という文化を味わえるおつゆをご用意。ほっと一息つけるような、心温まる食事をお楽しみください。
※食物アレルギーやベジタリアン、ハラル対応など、配慮が必要な方は応募フォームを通じてご連絡ください。
◾️参加団体プロフィール
①AIR motomoto (熊本県荒尾市/Arao City, Kumamoto)
熊本県北部の荒尾市にあるマイクロレジデンス施設。荒尾市出身の宮本華子 (現代アーティスト) が地元のスペースを活用して運用を開始。Kumamoto の moto と Miyamoto の moto から、また、日本語の「駄目で元々」という言葉の motomoto の意味も含まれ、一見ネガティブに見えて、ポジティブな意味から名付けられた。
レジデンスは、宮本とヴァレリア・レイエスと2 人体制で運用。アーティストがリラックスして、自分の時間を持てるスペースを目指し、宮本自身が、個人的に出会ったアーティストに声を掛けて滞在作家を選出している。https://www.motomoto-air.com/
②Center / Alternative Space and Hostel (栃木県鹿沼市/Kanuma City, Tochigi)
栃木県鹿沼市にある、アーティストが運営する宿泊可能な複合施設。
2022年にサウンドアーティストの河野円と映像作家の田巻真寛が会社員を辞めて東京から栃木へUターン移住し、地方都市の人通りが無くなったシャッター商店街の空き店舗をリノベーションして設立。「明日が少し楽しくなる」をキーワードに、実験映画・実験音楽を軸に既存のジャンルからはみ出した表現活動の場、新たな文化が醸成される世界で唯一無二の場所を目指している。実験的な表現の裾野を広げるため、トガリながらも地域や宿泊者にも開かれた場所を子育てしつつ模索しながら運営している。2025年からアーティスト・イン・レジデンス (Center AiR) を本格始動。https://center-kanuma.net/
③一般社団法人鳥取クリエイティブプラットフォーム (鳥取県)/General Incorporated Association Tottori Creative Platform (Tottori)
TPlat (一般社団法人鳥取クリエイティブプラットフォーム) は、鳥取県内外で幅広く創造的な活動を行う個人や団体をつなぎ、いま、ここで暮らす人々の豊かな暮らしをつむぐためのプラットフォームです。
TPlatの前身である鳥取藝住実行委員会は、2014年、2015年度に鳥取県が主催した鳥取藝住祭を契機に、2016年に設立されました。この祭では、県内約10か所でアーティスト・イン・レジデンス (AIR)」事業が実施され、県外から招聘されたアーティストが一定期間滞在し、地域住民と交流しながら作品制作や展示を行いました。その後、県の補助金を活用しながら事業を継続する地域や団体の相互交流を目的に結成され、2017年にはウェブマガジン「+○++○ (トット)」を開設しました。
その取り組みの成果を発展的に継承するため、2022年度から3ヶ年にわたる「休眠預金等活用事業」の採択を受けて準備を進め、2024年11月に「一般社団法人鳥取クリエイティブプラットフォーム」として法人化。シンプルなロゴマークと「TPlat (ティープラット)」という略称を定めて活動をスタートしました。
人口最少県である鳥取県は、人口減少で社会的資源がさらに減少していくことが避けられない状況にあります。そんな中でも、誰もが自ら考え行動し、創造性にあふれた活動が持続的に展開され、その恩恵を地域住民が持続的に享受できる、そんな豊かな暮らしのある地域社会の実現は可能であると、私たちは考えています。https://tplat.org/
④TRA-TRAVEL (大阪府大阪市/Osaka City, Osaka)
国際的なアートネットワークを築く大阪拠点のアートハブ。
『TRA-TRAVEL (トラトラベル)』は2019年に設立され、これまでに13カ国以上、50名を超えるクリエイターとともに、「展覧会」や「アーティスト・イン・レジデンス」などのプロジェクトを実施してきた。また、独自のスペースを持たないという特性を活かし、企画とプロジェクトの実施に特化。国内外のアートスペース、映画館、シェアオフィスなど多様な場と連携しながら、柔軟なアートプロジェクトを展開する「モバイルプロジェクト」という形式で活動し、社会に新たな芸術交流の形を提案している。
これまで、おおさか創造千島財団、国際交流基金マニラ日本文化センター (フィリピン)、Sàn Art (ベトナム)、OCAC (台湾) などとパートナーシップを結ぶなど、新たな地域との協働にも積極的に取り組んでいる。https://tra-travel.art/
⑤Baan Noorg Collaborative Arts and Culture (ラチャブリー県、タイ/Ratchaburi, Thailand)
バーンノーク・コラボラティブ・アーツ・アンド・カルチャー (バーンノーク:地方、田舎の意)は、分野横断的なコレクティブであり、非営利のアーティスト・ラン・イニシアティブである。コミュニティ開発という基本戦略のもと、芸術的実践のためのサービス提供者でもある。タイのラチャブリー県ノーンポー地区にて、2011年、アーティストデュオのjiandyin (ジラデート・ミーマーライとポーンピライ・ミーマーライ) によって設立された。「バーンノークは今が未来」というスローガンのもと、コミュニティにおける交流、統合、共存の可能性を追求し、ローカルでグローバルなコミュニティの持続可能性を構築することを目的としている。
主なプログラムには、オフサイトのキュレーター・プログラムと参加型実践として、2年に1度コミュニティで開催される学際的なアートとコミュニティのケーススタディ・プログラム「デイ・オフ・ラボラトリー (OFF LAB)」、文化的アイデンティティ、コミュニティ知識、環境意識の醸成と、地域社会の人々が主体となって、自分たちの文化的・政治的資本を共同創造することを目的とした「ノーンポー・キディー (NongpoKiDdee, NPKD)」、「NPKDソーシャル・エンタープライズ」などがある。展示参加歴には、タイ・ビエンナーレ (チェンライ、2023年)、ドクメンタ15 (カッセル、ドイツ、2022年)、東南アジア横断トリエンナーレ (広州、中国、2022年)、ジャカルタ・ビエンナーレ (ジャカルタ、インドネシア、2021年)、綠島人權藝術季 (台湾、2020年)など。近年の助成金実績に、「Connections Through Culture 2023」 (ブリティッシュ・カウンシル、タイ)、「2023-2024 OCAC Art Fund」(タイ現代芸術文化局) などがある。https://www.baannoorg.org/
⑥スタジオピンクハウス (広島県廿日市市)/STUDIO PINK HOUSE (Hatsukaichi City, Hiroshima)
ピンク色の外壁が特徴的なスタジオピンクハウスは、美術家・諫山元貴と画家・手嶋勇気によるシェアアトリエ。隣接するアートギャラリーミヤウチの倉庫だった旧民家の一画を2015年から活用しています。2020年のコロナ禍を機に一部を改装し、多目的スペースとしての活用を開始。2022年からは学生・キュレーター・アーティストの交流プログラム「Pink de Tea Time」を企画・実施、2023年からはアートギャラリーミヤウチの展示期間に合わせて、休憩・交流の場としてのカフェ「ピンク喫茶」を開いています。https://www.instagram.com/pinkhouse_hiroshima/
⑥アートギャラリーミヤウチ (広島県廿日市市)/Art Gallery Miyauchi (Hatsukaichi City, Hiroshima)
公益財団法人みやうち芸術文化振興財団の施設として2013年に開館。2020年からは博物館相当施設として小さな美術館の機能を持ちながら多様な事業を展開しています。広島に関連した展覧会の開催に加え、ワークショップやレクチャーなどのプログラムも多数実施。アーティストとの連携企画や現地制作のコーディネートにも力を入れています。隣接するスタジオピンクハウスとの連携によってネットワークを広げ、地域のアートシーンを活性化する拠点を目指しています。https://miyauchiaf.or.jp/
⑦Artist Support Project (ジョグジャカルタ、インドネシア/Yogyakarta, Indonesia)
ASPはジョグジャカルタ (ジャワ島・インドネシア) の街の中心部に位置する非営利のアーティスト・ラン・スペース。この場所に関わる人それぞれが持っている知識や技術を共有していくプロジェクト。
初めて現地に滞在する作家さんのリサーチの手伝いやインドネシアの作家とのコラボレーションを企画する他、日本語/インドネシア語のクラスなど、現地の運営協力者と共にサポートを行う。
2023年より愛知県岩倉市のProject Space hazi と3点観測をテーマとした「R.E.Award」を開催。ASP設立10周年の企画を今年8月に予定している。https://aspparangtritis.weebly.com/
⑧6okken (山梨県富士河口湖町 /Lake Kawaguchiko, Yamanashi) *団体公募枠
6okken (ろっけん)は、“アーティスト”による連帯です。山梨県富士河口湖町に佇む6軒の家を拠点に、ユニークな表現領域をもつ14名のメンバーと、そこから広がるコミュニティによって構成されています。私たちは、“アーティスト”を特定の職業ではなく、「自らが手放せば、この世から消えてしまう視点に向き合い続ける態度」と捉えています。
表現とみなされてこなかった声を聞き、態度そのもので社会と接続する。そんな、“アーティスト”による連帯を、経済的・精神的に広げていくことを目指して、レジデンス運営、合宿型のイベント企画、国内外の文化施設・企業などとの協働プロジェクトを行っています。https://www.instagram.com/6okken
ART JOB FAIR *オブザーバー
ART JOB FAIR (AJF) は、文化芸術分野に特化した国内唯一のジョブフェアとして、アートワーカーのキャリア形成や仕事探しをサポートするため2023年にスタートしました。開催の背景には、新型コロナウイルス感染症の影響で文化芸術活動が自粛や中止・延期となり、アーティストのみならず文化芸術を支えるアートワーカーも仕事の機会を失ったことにあります。これまで文化芸術分野での仕事探しは、人づての紹介や限られた求人情報に頼らざるを得ず、選択肢の少なさや孤独な求職活動が課題となっていました。コロナ禍を通じて、この状況が一層顕在化し、多くの人が文化芸術の仕事を諦める現実が明らかになりました。このような課題を解決するため、AJFは「仕事・仲間・可能性に出会う」をテーマに掲げ、誰もが気軽に参加できるオープンなジョブフェアを運営しています。全国から文化芸術団体の採用担当者が集まり、会話や交流が行える出展ブースがあり、キャリアに関するトークイベントや相談コーナー、そしてキッズスペースを併設しています。これまでに3回開催し、累計1,130名が来場し、41の文化芸術団体が出展、80名以上がマッチングにつながりました。AJFは、文化芸術に関わる人材の確保、育成、定着を促進し、持続可能な文化芸術分野の発展を支えるプラットホームを目指しています。https://artjobfair.jp/
◾️問い合わせ
メールアドレス:yamanaka.suplex@gmail.com (山中suplex)
■クレジット
ディレクション:堤拓也 (山中suplex 共同プログラムディレクター)、鈴木一絵 (SEASUN)
舞台監督:十河陽平
制作:八木志菜
デザイン:清水真実
撮影:山月智浩
フードコーディネーター:倉光優、ogawaya
すきま保育士:森梨絵
プロジェクトメンバー:池田佳穂、小笠原周、小宮太郎、坂本森海、本田大起、若林亮