Yamanaka Suplex Open Studio 2024: 11年目、常夏の終わり

この度、山中suplexでは、約2年ぶりとなるオープンスタジオ「Open Studio 2024:11年目、常夏(とこなつ)の終わり」を開催いたします。ここ一年のあいだに所属することになった新メンバーの作品・活動や、2023年度から大々的に実施している「制作環境整備シリーズ」のお披露目やも行います。大津市や京都市の街中からはやや遠めではありますが、この機会にぜひとも山中suplexという共同スタジオのオルナタティヴなエコロジーを観に来てください。なお、当日はフードやBarが出現する可能性があります。詳細については更新予定のウェブサイトを随時チェックしてください!

We are happy to announce that Yamanaka Suplex will hold the public event Open Studio 2024: 11 Years, the End of Crazy Summer. In this opportunity you can observe not only our renovating project that has been underway since FY2023, but also the works/activities of new members who have joined our group over the past year. Although it is a bit far from the cities of Otsu and Kyoto, we hope you will take this opportunity to come and see the alternative art ecology Yamanaka Suplex, a shared studio since 2014, has been fostering. Food and a bar may appear on the day of the event. Please check our website for more details, which will be updated soon! 


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Yamanaka Suplex Open Studio 2024: 11年目、常夏の終わり

日程:2024年8月31日[土]、9月1日[日]

時間:11:00〜18:00

場所:山中suplex/Yamanaka Suplex(〒520-0017 滋賀県大津市山中町91)

入場無料(ドネーション制)[事前予約不要]

参加者 (出し物がある人):池田佳穂、石黒健一、小笠原周 、木村舜、小宮太郎、坂本森海、チョン・デボン、塚本淳、堤拓也、中井梓太郎、本田大起、向井詩織、若林亮


◉クロストーク「インドネシアの実践を紹介するから交流しよう」

*台風10号の影響で変更になる恐れがあります。

ゲスト:Waft Lab(ワフラボ)、Dholy HUSADA(ドリー・フサダ、山中suplex レジデンスアーティスト2024)

モデレーター&ゆるふわ日英通訳:池田佳穂(山中suplex 共同プログラムディレクター)

日程:2024年9月1日[日] 

時間:14:00〜16:00


◉フード & ドリンク

*台風10号の影響で変更になる恐れがあります。あらかじめご了承ください。

★フードユニット・行きつけの店の美味しい奴ら(肉編)

日程:2024年8月31日[土] 11:00〜、9月1日[日] 11:00〜

内容:肉類 

*売り切れ次第終了


NAGAの食卓

日程:2024年8月31日[土] 11:00〜、9月1日[日] 11:00〜

内容:ナガランド風カレープレート、ナガランドのお茶各種

*売り切れ次第終了


INTA-NET KYOTO *中止

日程:9月1日[日] 11:00〜

内容:キーマカレー

*売り切れ次第終了


★水出し朝宮茶専門スナック・ツツミ

日程:2024年8月31日[土] 11:00〜、9月1日[日] 11:00〜

内容:冷えた朝宮茶

*文化的実践に関する相談や壁打ちなどができます


★池田中井Bar 

日程:2024年9月1日[日] 11:00〜

内容:ドリンク類

*8月31日[土]は非公式・中井Barがあるとかないとか


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Yamanaka Suplex Open Studio 2024: 11 Years, the End of Crazy Summer

Dates: August 31 [Sat], September 1 [Sun], 2024

Hours: 11:00–18:00

Venue: Yamanaka Suplex/Yamanaka Suplex (91 Yamanaka-cho, Otsu-shi, Shiga 520-0017)

Admission free (donation required) [no advance reservations needed].

Participants: Kaho Ikeda, Kenichi Ishiguro, Shu Ogasawara , Shun Kimura, Taro Komiya, Kai Sakamoto, Jung Daebong, Jun Tsukamoto, Takuya Tsutsumi, Shintaro Nakai, Daiki Honda, Shiori Mukai, Ryo Wakabayashi


Crosstalk: I’ll Introduce Indonesian Practices, so Let’s Make Network

Guests: Waft Lab, Dholy HUSADA (Yamanaka Suplex Residence Artist 2024)

Moderator & (Rough) Japanese-English interpreter: Kaho Ikeda (Yamanaka Suplex Program Co-Director)

Date: September 1 [Sun], 2024 

Time: 14:00–16:00


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◉クロストーク・各プロフィール

★Dholy HUSADA (ドリー・フサダ、山中suplex レジデンスアーティスト2024)

ジョグジャカルタを拠点に活動。ライフパッチのメンバーとして、Kombucha (発酵茶)、ヨーグルト、ハーバルドリンクなどの発酵や食物の企画のほか、タイダイ染めのワークショップを行う。そのほか、インドネシアの食物や飲料にまつわる議論を行うべく、数多くのコミュニティや組織に積極的に参加。現在は理論性と実践性の両視点を踏まえ、民間療法で用いられている生薬を使用したハーバルドリンクの調査とレシピ開発に取り組む。また、2019年にパーマカルチャーデザインコースに参加。パーマカルチャーの知識を実世界で検証するためにフィールドスタディを数多く実施しており、現在は土壌科学に深く関わる。土壌の実験を通じて、人々、植物、地球にとってどのように土壌が役立つかを理解し、人間のエラーによって自然の循環がどのように断絶しているかを理解することが重要だと考えている。今回は、「山中suplex レジデンスアーティスト2024」として滞在し、大津市山中町を中心とした土壌に関する様々なリサーチを行う予定。

*パーマカルチャー (Permaculture) は、持続可能な生活と環境の設計を目指す方法論


★Waft Lab(ワフラボ)

インドネシアのスラバヤを拠点とするWaft Labは、アート、サブカルチャー、サイエンス、テクノロジーを包括したDIY精神を原動力とし、領域横断な実践を行うグループ。2011年以来、ワークショップ、ディスカッション、展覧会、フェスティバルなど様々な活動を開催し、斬新なアイデアの育成と持続可能なコレクティブのネットワーク確立を目的としている。産業的な景観と大量の廃棄物で知られるインドネシアの大都市のひとつスラバヤで活動するWaft Labは、この象徴的な生活環境をクリエイティブなプロセスに取り入れている。今回は共同プログラムディレクターである池田佳穂がキュレーションを担当している「神戸六甲ミーツ・アート2024 beyond」のために来日。


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アクセス:

三条京阪発、56/56A 三条京阪–比叡平 [京阪バス] 乗車後、「山中上」下車徒歩1分

京都駅発、57 京都駅–比叡山頂 [京阪バス] 乗車後、「山中上」下車徒歩1分

京都駅前発、51 京都駅前–比叡山頂 [京都バス] 乗車後、「山中上」下車徒歩1分

*土日祝の京都駅方面最終バスは17:30(57 [京阪バス])です。

*駐車場は限りがありますので(3台程度)、公共交通機関をご利用ください。 


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主催:山中suplex/Yamanaka Suplex

助成:公益財団法人 小笠原敏晶記念財団/Ogasawara Toshiaki Memorial Foundation



小笠原周参加「漫画圏」

山中suplex 共同ファウンダー・共同代表の小笠原周が参加します。

東京の蒲田にあるギャラリー、アート/空家 二人では、8月10日(土)から9月2日(月)まで、展覧会「漫画圏」を開催します。 現代において、漫画という文化は非常に大きな存在感を持っています。テレビドラマや、映画の原作、Web上の広告など、私たちの生活のあらゆる所に漫画はあります。今を生きるアーティストにも、その影響は少なからずあるでしょう。本展は、その傾向が強く作品に表れているアーティスト6人による現代アートの展覧会です。 絵画、彫刻、版画など様々な手法で制作された作品の展示、販売の他、各アーティストが影響を受けた漫画を揃え、漫画喫茶も開催いたします。一般的な漫画喫茶とは違い、それぞれの個性が色濃く出ている選書となっております。 タイトルである「漫画圏」は特定の場所を指しているわけではありません。線で構成された平面的な戯画に惹かれる、そんな感性の拠り所だと考えています。「漫画圏」から生まれたアーティストは、どんな作品をつくるのでしょうか。 2024年の夏に、家を改装した弊廊で、是非アートと漫画をお楽しみください。  


▪︎開催概要

展覧会タイトル:漫画圏 

開催日時:2024年8月10日(土)-9月2日(月) 火、水曜日休み 、12時-19時 

出展作家:小笠原 周、奥野 智萌、田中 義樹、ちぇんしげ、松浦 知子、松元 悠 

イベント:8月10日(土)17時- オープニングパーティー 

料金:展覧会・入場無料/漫画喫茶:ドリンク制(15歳以下半額。見学は無料。) 

会場:アート/空家 二人 (東京都大田区蒲田3丁目10-17 )

*京急蒲田駅 徒歩7分 *JR・東急 蒲田駅 東口 徒歩13分 

*道幅が狭いため、車でお越しの際は近くに駐車お願いいたします。


小笠原周個展「1985らへん」/Shu Ogasawara: Around 1985

この度、VOU bldg. / 棒ビル 1Fギャラリースペースにて、小笠原周「1985らへん」を開催します。これまで幼少時代よりマンガに影響を受けた小笠原は、旧京都造形芸術大学にて彫刻を学び、学部卒業後も一貫して彫刻と向き合ってきました。また個人の制作・ 発表だけに限らず、2014年には立体物のための共同スタジオ・山中suplexを立ち上げ、さらに「ゲンビどこでも企画公募2018」展での五十嵐太郎賞(2018年)や、尼崎市文化未来奨励賞(2018年)、さらに彫刻自体を再考する自主的な取り組みとして、「 問題のシンボライズ ー彫刻・身体・男性性ー」展(2023年)、「おまえのための///」展(2024年)の企画・実施など(熊谷卓哉、米村優人との共同)、活動の幅をますます拡張しています。そのような多岐に渡る「彫刻へのアプローチ」を踏まえ、本展では作品それぞれが100kgを超える大型のレリーフ彫刻を扱います。 これまで《ピエタ》(2022年)や《夫婦》(2022年)によって試みられてきたレリーフ形式への再着目は、スマートフォンで撮影された小笠原と同じく1985年生まれの友人たち(=京都ゆかりの身近なアーティスト)を主題とすることを通して、「社会的には表象不要なものの表象」かつ「無用のものとしての彫刻」(千葉真智子評)という方向性をさらに押し進めることになります。小笠原が長年に渡る試行錯誤を経て生み出した、平面的・日本的な漫画表現と、立体的・西洋的な彫刻の折衷点としての肖像レリーフをぜひともご覧ください。


◾️アーティストステートメント
今回の展覧会で展示される作品は、一見するとその素材感やこれまでのイメージから、墓石や偉大な人物の肖像のように見える。しかし、モデル達は僕と同じような状況を生き、生活で度々顔を合わせる人物であり、死や権威といったイメージを持つことはない。作品に刻まれる友人たちの姿は、鑑賞者の見方次第では、それぞれの身近にいる誰かのように見えるかもしれないし、河原に落ちている石に何かを見立てるように、誰かが知らない誰かは、この先もずっと誰かになり得る。僕の同い年ということは、文化や社会において小さな共通の経験や記憶を持つという一方で、一般的にレリーフという形式は、共有されるべき物語や、大きな歴史的場面を表現するために利用されてきた。それらを踏まえ、今を生きる僕と同い年の彼らが肖像レリーフとなって石に刻まれたこの作品は、自分の周辺をただ表現するものであると同時に、未来においては現時点の歴史的場面の表現になる可能性がある。さらに未来の鑑賞者にとっては、未来時点での現代性を獲得することも可能であると考えている。

◾️開催概要

日時:2024年7月27日(土)〜9月8日(日) [入場無料]/木曜定休

時間:13:00〜19:00 

会場:VOU bldg. / 棒ビル 1Fギャラリースペース

主催:VOU bldg. / 棒ビル


◾️クレジット

企画:小笠原周

什器制作:若林亮、たま製作所

照明:十河陽平

相談・執筆・広報:堤拓也

協力:山中suplex/Yamanaka Suplex

We are pleased to announce that Shu Ogasawara: Around 1985 is taking place at VOU bldg. from July 27 to September 8. Based on a diverse approach to sculptural form, this show deals with the work of 4 relief sculptures of stone weighing over 100 kg. The exhibition will reexamine the relief form his past works by carving the figure of his friends born in around 1985. According to Machiko Chiba’s review, these sculptures are basically “representations of things that do not need representation in society and history”. We kindly invite you to view the portrait works that Ogasawara has created through years of trial and error as an eclectic mix of two-dimensional, Japanese-style manga expression and three-dimensional, Western-style sculpture.

◾️ Outline

Shu Ogasawara: Around 1985 

Exhibition Period: July 27 (Sat.) – September 8 (Sun), 2024 [free admission]/ Closed on Thursdays 

Hours: 13:00–19:00 

Venue: 1F Gallery Space at VOU bldg. 


◾️ Colophon

Organizer: VOU bldg. 

Designer: Ogasawara Shu 

Display making: Ryo Wakabayashi, Tama Production 

Lighting: Yohei Sogo 

Support: Takuya Tsutsumi 

Cooperation: Yamanaka Suplex 

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