インドネシア・ジャカルタ にある大型スタジオ・グッスクル (Gudskul) への視察同行者が決定しました! 当初想定していた公募の枠組では1名の採択を予定しておりましたが、未来に繋がる国内アートシーンの醸成に向けて、ヤノベケンジ氏およびHIRAGINO BOOKSにご支援していただき、3名分を増枠することができました。応募者のみなさん、そして、支援者のみなさんに感謝いたします。共同スタジオ・山中suplexでは、シェアアトリエの機能である「共有」という本質に立ち返り、現代美術における生態系(エコシステム)の見直しと改善、協働と連帯に根ざした独自のインフラ構築を目指すプロジェクトを引き続き実施していく予定です。
採択者:東美沙季、沖野颯冴、中谷圭佑、桃望
支援者:ヤノベケンジ、HIRAGINO BOOKS
We are pleased to announce that we have selected 4 fellow travellers to accompany us on a field trip to Gudskul, a large-scale studio in Jakarta, Indonesia! We had originally planned to select one person for the program, but with the support of Kenji Yanobe and HIRAGINO BOOKS, we were able to increase the number of applicants to 3, in order to foster a domestic art scene and its ecosystem that will lead to the future. We would like to thank all applicants and our supporters.
Fellow Travellers: Momomi, Azuma Misaki, Nakaya Keisuke, Okino Sosa
Supporters: Yanobe Kenji, HIRAGINO BOOKS
◾️視察同行者 (公募) プロフィール
◉東美沙季/Azuma Misaki
2021年女子美術大学アートプロデュース表現領域卒業。芸術祭の立ち上げやアーティストのサポートをアシスタントとして行う。NPO法人BEPPU PROJECTにレジデンスの運営インターン後、一般社団法人HAPS (SW/AC) に勤務。現在、名古屋でアートプロジェクトの運営に参加。23年5月に神戸バイソンギャラリーで「汽水域」を開催。 犬、牛、海、民族音楽、登山が好き。 海と牛が一緒に見れる場所を探している。
◉沖野颯冴/Okino Sosa
1999年生まれ、兵庫県西宮市出身。2022年3月に京都芸術大学美術工芸学科写真・映像コースを卒業。個人的な仕方なく受け入れなければならないことから、個と様々な関係性のあり方を思考する試みとしてパフォーマンス、インスタレーションを用いて制作しています。現在、8/19まで京都の河原町にあるVOXビルで展示中です。
◉中谷圭佑/Nakaya Keisuke
キュレーター。1996年冬、愛知県愛知郡東郷町生まれ。2019年夏、東北大学工学部建築・社会環境工学科卒業。2020年冬、ミニシアターでのバイトを辞めて上京。2022年春、東京藝術大学大学院国際芸術創造研究科修了。2023年現在、京都芸術センターアートコーディネーターとして活動中。バンドはお休み中。
◉桃望/Momomi
2022年京都芸術大学修士課程グローバル・ゼミ修了。現在はフリーランスで企画・執筆を行う他、アートスペースPURPLEでは展覧会業務を専任。他者と共に場を作ることに関心がある。韓国をはじめ、東アジア・東南アジアの生活・歴史・文化・芸術に関するリサーチ中。最近は喫茶店でコーヒーを淹れて提供することが至福の時間。
■趣旨・概要
2014年から滋賀県にスタジオを構える山中suplex/Yamanaka Suplexは、より開かれたスタジオにすべく、2019年から外部での展覧会への参加やイベント企画等を積極的に実施してきました。ドライブイン展覧会から大阪新町のスペース運営までを行い、共同スタジオといった組織がいかに社会性を持ち得るのか検証を重ねています。
そして、2023年から3年間にかけて、シェアアトリエの機能である「共有」という本質に立ち返り、現代美術における生態系(エコシステム)の見直しと改善、協働と連帯に根ざした独自のインフラ構築を目指す新事業を開始しました。その一環として、山中suplexのメンバーを中心に、インドネシア・ジャカルタにある大型スタジオ・グッスクル(Gudskul)*への視察を実施します。
今回はそのリサーチトリップに同行したい個人1名を公募し、旅費相当として50,000円を支給するというものです。私たちとともに、グッスクルというユニークな生態系を知るチャンスです。大学や大学院卒業後、文化芸術に関わりたいが不安になってきた人や、もっと外の世界が知りたい人、アートコレクティヴという形式やインドネシアの文化に興味がある人など、たくさんのご応募をお待ちしております。
※グッスクル(Gudskul)は、ルアンルパ(ruangrupa)、セルム(Serrum)、グラフィス・フルハラ(Grafis HuruHara)の3つが合わさった複合コレクティヴの名称。
■対象者
大学あるいは大学院卒業後5年以内の文化芸術に関わる個人。活動のジャンルは問いません。国籍・年齢等不問。
■内容
山中suplexメンバーや関係者等とインドネシア・ジャカルタにあるグッスクルへの視察に同行できる権利と、旅費の一部として50,000円(税込)を支給します。
※学生の応募は不可。
※航空券、滞在先の手配、保険加入手続きなどは参加者自身で行ってください(採択者には詳細な視察行程・旅程を共有します)。
※渡航時、滞在中に発生した一切の事故、怪我、病気等について、主催者側は責任を一切負いません。各自海外旅行傷害保険に加入するなどして、万一の危険、損害に備えるようお願いします。
※実際に経費として発生した50,000円分の領収書等の提出は不要です。
■グッスクル視察日
2023年8月30日[水] or 31日[木] [調整中]
※各参加者は8/29〜9/2にかけてインドネシアに滞在する予定です。グッスクルの他にも、アート施設を視察する可能性があります。そのタイミングから合流していただくこともできますので、あらかじめご相談ください。
■応募期間
2023年7月24日[月]〜2023年8月4日[金] 日本時間18時締め切り
■応募方法
以下のフォームに、必要事項と①自己紹介、②このリサーチトリップに参加する必然性、③将来の展望をご記入の上、期日までにお申込みください。
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSdORwnTk7Q2d8CBa478L5ikjhb88nl5HTZPUqSQLVw_o0O9OQ/viewform?usp=sf_link
◾️選考について
選考結果は、合否にかかわらず2023年8月7日[月] 中に応募者全員にメールにて通知します。
◾️採択人数
1名(予定)
◾️主催:山中suplex/Yamanaka Suplex
◾️助成:公益財団法人 小笠原敏晶記念財団
◾️お問い合わせ:yamanaka.suplex@gmail.com
◾️参加者プロフィール
池田佳穂/Ikeda Kaho
インディペンデント・キュレーター。森美術館でアシスタントとして経験を積み、2023年春に独立。 2016 年より東南アジアを中心に、土着文化や社会情勢から発展したコレクティブを独自に調査。展覧会・パフォーミングアーツ・教育プログラムなどが複合した横断的なキュレーションに関心を持つ。趣味はFM電波を用いたラジオ放送。
小笠原周/Ogasawara Shu
1985年兵庫県尼崎市生まれ、蟹座、A型。好きな物はネコ、趣味はラーメン。2008年京都造形芸術大学彫刻コース卒業。現在は身近な人物や出来事をモチーフに、石のレリーフを制作している。
小栢健太/Ogaya Kenta
アーティスト。京都市立芸術大学大学院美術研究科彫刻専攻修了。制作活動と共に法人代表も務める。対面対話のアートブックショップHIRAGINO BOOKS主宰。
小宮太郎/Komiya Taro
1985年神奈川県川崎市生まれ。蟹座、O型。2016年京都造形芸術大学大学院芸術研究科芸術専攻 (博士) 修了 。高速回転するオブジェや騙し絵的なインスタレーションなど、人の視覚を通して認知機能に直接関わる作品を制作する。タバコを吸わなくなり1年以上経つが、海外にいくと心が揺らぎます。
坂本森海/Sakamoto Kai
陶芸家。1997年生まれ、長崎県出身。魚座 (月星座は射手座)。2019年京都造形芸術大学美術工芸学科総合造形コース卒業。様々な地域にある固有の原料を素材にし、陶芸をメディアとして作品を制作している。2022年末あたりから月に一度中国茶教室に通っている。
鈴木一絵/Suzuki Kazue
東南アジアとのアート&カルチャー交流プロジェクトSEASUN主宰。2023年3月に名古屋市中川区でオルタナティブスペースQ SO-KOの運営を始め、東南アジアからもっとアーティストを連れてこようと目論んでいる。タイに5年半ほどいたため、タイを贔屓気味。得意料理はヤムウンセン。
玉田大和/Tamada Yamato
2001年岐阜県土岐市出身。名古屋芸術大学洋画コース在籍。日常にあるものや現象を元にしたインスタレーション作品を制作中。余韻に浸って映画を見るペースが遅いのが悩み。
松田雅代/Matsuda Masayo
アートマネージャー。ディスプレイ会社の営業職を経て、2012年よりNPO法人BEPPU PROJECT勤務。アートフェスティバルや展覧会の運営・企画制作、恒久設置作品の制作コーディネートなど、行政や地元企業、市民と協働し、ジャンル、現場や立場を問わず幅広く担当。2022年脱サラしフリーランス。最近の趣味は家庭菜園。
若林 亮/Wakabayashi Ryo
彫刻家。1985年大阪出身。2010年京都精華大学大学院修了。鉄と、その周りを取り巻く環境や空間全体を多角的に捉え彫刻を制作する。また物質としての鉄と自然、そして人との関係性を彫刻・インスタレーションなどで表現する。現在、自転車2、車0、バイク5、預かってるバイク1あり。
この度、共同スタジオ・山中suplex(ヤマナカスープレックス)は、新規利用者の募集を開始します。2014年に設立された本スタジオは、京都の市街地から車で約15分、京都と滋賀の県境にある比叡山に位置しており、樹脂、金属加工、石彫や、木工などの立体表現や、屋外での大規模な作品制作が実現できます。24時間365日フル稼働可能&音出し放題のシェアスペースとして、個人の制作はもちろんのこと、山中suplexとしての課外活動も数多く行ってきました。そんな共同スタジオに関わってみたい方や、逆にマイペースに個人の作品制作に熱中したい方、事務所として使いたい方、あるいは物置として利用したい方、演劇・ダンス等の稽古場、屋外での料理教室、キャンプの自主練習、展示の実験場、自然と触れる遊び場、自らの生を継続させるための仕事などなど、多種多様な文化活動を歓迎します!
年齢、性別、国籍、ジャンル、全て不問(日本語で日常会話程度のコミュニケーションが取れること)!みんなと仲良くやっていける方を募集します!
個人デスクに加え、充実した共有スペースや機材を使用し、作品制作や文化活動を一緒に楽しみましょう!
山中suplexの詳細はこちら→https://www.yamanakasuplex.com/
山中suplexの変遷についてはこちら→
https://p5.art360.place/articles/sharestudio-yamanakasuplex1(前編)
https://p5.art360.place/articles/sharestudio-yamanakasuplex2(後編)
募集人数
2名程度
募集期間
2023年6月1日[木]〜30日[金] 17:00まで
*応募者の数によっては、早めに終了する可能性があります。ご検討されている方はお早めにご応募ください。
応募対象
アーティスト、文化芸術に関わる方全般
利用開始時期
決定次第即日利用可能(応相談)
審査基準
扱う素材や荷物量、手持ち機材のジャンル、活動の性質など、スタジオ全体の使用状況にフィットするかどうかで判断します(これまでの作品の良し悪しや活動歴の多さ等では審査しません)。
使用料
20,000円/月額(税込:光熱費、水道代、インターネット代込み)
*使用機材によって別途使用料金が発生する場合があります(電気窯、ガス機器など)。
応募方法
応募フォームより質問に回答いただき、これまでの作品・活動写真(5作品以内)とCVを1つのPDFにまとめ、アップロードしてください(10MB以内)。
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSc6VPqCZ8M0-IV9rsf3_LcIB7-_IeVhDZ6bJvIDDKYB_9pfrw/viewform
もしわからないことや質問があれば、下記にご連絡ください。
題名:山中suplex新規利用者募集について
担当:小笠原周
yamanaka.suplex@gmail.com
使用可能(割り当て)スペース
デスク周りの広さ(専有できるスペース)
幅2,300×奥行2,300×高さ2,650(mm)程度
使用可能共有機材
スライド丸鋸/ボール盤/バンドソー/金属旋盤/TIG溶接機/プラズマカッター/アーク溶接機/銅版画用プレス機/3Dプリンター/エアーコンプレッサー/電気窯など
備考
・簡易キッチン、トイレ、シャワーあり
・駐車スペースあり8台程度(2トントラックまでは余裕で出入り可)
・コンビニまで徒歩8分
・レジデンスルームにて短期宿泊可能
・事前見学を予定(実施日程は応募状況による)
・長期利用者歓迎
今後の山中suplexのスケジュール
①2023年夏から〜2024年の冬にかけて、スタジオ各所の改装工事を実施予定です。環境改善工事への参加/不参加は任意ですが、荷物や制作場所を一時的に移動していただくお願いをする場合があります。
②スタジオ内では、BBQやトークイベントといったイベントを行う場合があります(2023年度は1〜2件を計画中)。それら交流イベントに参加して頂いても不参加でも構いません。準備期間や当日は少しバタバタするかもしれませんが、その際はご容赦ください。
③私たちは山中suplexをより開かれたスタジオにすべく、2019年から外部での展覧会への参加やイベント企画等を積極的に実施してきました。そして、2023年から3年間にかけて、シェアアトリエの機能である「共有」という本質に立ち返り、現代美術におけるアーティストを中心とした生態系(エコシステム)の見直しと改善、協働と連帯に根ざした独自のインフラ構築を目指す新事業の展開を予定しています。それら活動への参加/不参加は任意であり、もちろん、個人制作に集中していただいても結構です。
その他の共有スペース・作業場
山中suplex関連リンク
山中suplex: https://www.yamanakasuplex.com/top
山中suplexの別棟「MINE」https://mine.yamanakasuplex.com/
Instagram: https://www.instagram.com/yamanaka.suplex/
Facebook: https://www.facebook.com/yamanakasuplex/
アクセス
〒520 – 0017 滋賀県大津市山中町91
三条京阪より、56/56A 三条京阪–比叡平 [京阪バス] 乗車後、「山中上」下車徒歩1分
三条京阪−比叡平行き
山中上−三条京阪行き
お問合せ
yamanaka.suplex@gmail.com(担当者:小笠原周)